土地の形、大きさ、方角による制約

土地に合わせるか価格を取るか

家造りをするときはまず建てるための土地を用意しなければいけません。都市部以外の分譲地なら正方形や長方形のきれいな形の土地があり、比較的安く建てられるシンプルな形の家を建ててもいいでしょう。ただ都市部となると地価が高くなり、安く建てるならいびつな形の土地や狭小地などで建てないといけないときもあります。いびつで小さい土地などにその土地に合わせて家を建てようとするとどうしても設計や建築にお金がかかる可能性があるので注意が必要です。一方いびつな形の土地でもできるだけ四角や長方形になるように建物を建てると建築費用は抑えられますし、耐震性もそれなりに得られるようになります。土地に合わせるのか安くするのかしっかり考えて設計してもらえましょう。

日差しや周辺の建物との関連

住宅を選ぶときに重要になるのが方角とされ、日差しがしっかり受けられる南側にリビングがある住宅を選ぼうとします。注文住宅においては自由に設計をして建てられるので、南側にリビングがあるように建てればよいだけと考えるかもしれません。しかしその土地の南側に建物や山などがあるとそちらにリビングを作っても満足の行く日差しが得られないかもしれません。建築士と相談してどこにリビングを作ると日差しが得やすいのかを考えると良いでしょう。土地の中のどの辺りに建物を建てるのかの問題もあり、周辺の住宅の建てられ方によっては屋根の高さなどに制限がかかるときもあります。制限を受けずに建てるならどの位置に建てるのかも相談しなければいけません。